当施設における取得画像の利用目的についての掲示

当施設では人とAIによる新しい警備の形である「安心3.0」を提唱し、当施設のビデオカメラの活用等をサポートする株式会社アジラ(及び子会社を含む。以下「アジラ社」といいます。)とともに、お客様の身体の安全を守るという防犯目的に加え、サービス品質の向上の為にビデオカメラ画像及び映像を利用し、お客様にとってより安心で快適な空間づくりを目指してまいります。

安心3.0とは

安心3.0とはアジラが提唱する、すぐに実現可能な少し先のミライです。

安全や安心を確保する警備会社はこれまで、人間の警備員と様々なセンサーや防犯カメラなどの機器を活用してきました。

アジラではこれまでの警備に「AI」を付け加えることであらゆる空間に更なる安心を届ける環境をご提供致します。

アジラのAIは人と人の間に介在する、ちょっとした「気付き」をご提供するAIです。

アジラのAIが一体どのように皆様の安全・安心に役立てられているかを少しご紹介致します。

行動認識AI

行動認識AIとは、映像上の人が何をしているかAIが理解する技術です。行動認識AIは大まかに分けて①姿勢推定 ②時系列解析の 2つのステップで構成されています。

①姿勢推定アルゴリズム

画像上の人物の関節点をAIが見つけます。それぞれの関節を線で結び人物の骨格(姿勢)を推定します。

②時系列解析アルゴリズム

時間の流れととも人物の関節点群(姿勢)がどのように変化しているかに着目し、人物の行動を推定します。(特許取得済み)

行動認識AIでは特定の個人を識別するものでなく、特定の動作などに着目して解析を行います。特定のイベント(転倒や乱暴行為などの検知項目) のみを抽出するものですので、個人データベースなどを作成することなく、お客様のプライバシーに可能な限り配慮した形で運用を実現します。

AI Security asillaでわかるもの

行動認識AIやその他の画像解析技術を活用して、以下のものをAIが自動で判断可能です。

転倒

乱暴行為

立ち入り禁止場所への侵入

エスカレーター周りのトラブル

混雑

施設の利用状況

AI Security asillaがどのように活用されているか

防犯カメラの映像をサーバーにて解析します。何か現場の異常があれば警備員に即時に通知され、必要な対応を迅速に行います。

本システムでは特定の個人を識別するものでなく、特定の動作などに着目します。転倒・乱暴行為や事故の予兆など本当に人の手による介入が必要なシチュエーションのみを抽出することで、皆様の安心で快適な施設利用をひっそりと支えています。

カメラから抽出するデータ

アジラ社はAI Security asilla を通じて、特定の個人を識別できない以下の情報(匿名加工情報 という)を防犯カメラの映像から取得します。

匿名加工を行なった画像※検知項目の発報時に限る
骨格点座標情報(数列データ)※ 検知項目の発報時に限る(画像の骨を表す直線部分)
推定される年齢・性別などの属性情報

データの利用目的

上記のデータの具体的な利用目的を下記に示します。

アジラ社のこれまでの取り組み

情報セキュリティ体制の整備

アジラ社では情報セキュリティ体制の整備をしており以下の取り組みをしています。

プライバシー影響評価(PIA)の実施

国際標準に基づいたプライバシー影響評価(Privacy Impact Assessmentの略で以下 PIA ) を専門コンサルタント(東京海上ディーアール株式会社)の指導の下、実施しました。

AI憲章の制定

アジラ社では、人類とAIの共存するより豊かな未来を目指して 「AIの利活用に関する倫理憲章」を定めています。技術の進歩と社会のニーズのバランスを保ちながら、持続可能で倫理的なAIの開発と利用を促進するための枠組みを制定しました。

詳しくは、こちらをご覧ください。

お問合せ窓口

本件に関するお問合せ先:株式会社アジラ コーポレート本部 個人情報保護相談窓口(privacy@asilla.jp