骨格検知アルゴリズム「AsillaPose」とは

2021-07-16

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製品紹介

株式会社アジラは世界最高水準の精度と速度を両立した骨格検知アルゴリズム「AsillaPose」を活用し、さまざまな業界で共同開発を通じた製品化を行っています。
本ページでは、骨格検知アルゴリズム「AsillaPose」をご紹介します。

世の中に潜む様々なリスク

繁華街での強引な勧誘、街なかでの喧嘩、電車での人身事故、建設現場での怪我など....

私達が暮らしている街では至るところにリスクが存在しています。

このようなリスクから社会を守るために「警備」に従事している方々がいます。警備とは、危険な勧誘をされている観光客を守ったり、工事現場に人が入らないようにするなど事故を未然に防ぐための取り組みを行っている社会の「目」です。

しかし、高齢化や労働人口の減少によって警備に従事している方の減少・高齢化が進行し、また、副次的に一人あたりの警備員の作業負担の増加、属人性の増加を引き起こしています。

世の中に眠っているチャンス

世の中にはまだ誰にも見つかっていないたくさんのチャンスが眠っています。絶対に変わらないと言われている業界ほどたくさんのチャンスがあります。
将棋ほど研究しつくされていると考えられてきたゲームでもAIの登場によりすべてが変わりました。
スポーツ・ゲーム・ビジネス...どんな業界でも新しい事実や相互関係を発見した人がゲームチェンジを起こします。そしてその流れはかつてないほど急速です。

AIを活用した新しい社会の「目」

そのような課題がある中、AIを用いた新しい社会の「目」が注目されています。
AI技術を用いれば、監視したい地域に取り付けられたカメラの映像をもとに人間の骨格を検知し、人間の行動を認識します。

人間であれば、長時間労働で疲労がたまり判断が鈍くなってしまうような場面でも、AIを活用すれば、24時間365日ずっと稼働し続け常に客観的な判断をし続けることができます。

行動認識AIを用いることで従来の警備業務の生産性を大幅に向上できる可能性があります。

また、行動認識AIは、従来の事故を防ぐ「警備」の業務だけではなく、スポーツなどでの正しい体の動き方を教える「教育」、生産ラインでの業務手順が正しく行われているかを検知する「監督」などさまざまな役割を果たすことができます。

行動認識AIはヒトやモノをただ検知するだけではなく、それら同士の関係性を発見し、眠っていたチャンスを見つけ出すことができます。

そのようなチャンスを見つけ出し、ビジネスを加速させていく企業が増えていくことが今後のトレンドになると考えられます。

アジラの骨格検知アルゴリズム「AsillaPose」

骨格検知アルゴリズムとは、映像や静止画像からリアルタイムに人物の関節点を検出し「複数の人物の姿勢を検出」する深層学習アルゴリズムです。

株式会社アジラが開発した行動認識プロダクトはこのAsillaPoseによる骨格推定の基盤技術が使用され、

高い精度で人物を推定できる状態からさまざまな利用目的に合わせ行動認識プロダクトを構築しています。

・世界最高レベルの高い精度と速度を両立

・小型デバイスでも高速に推論可能（最大80.6fps@NVIDIA Jetson Nano）
・スマートフォンに実装可能（デモビデオ）
・IR（赤外線）カメラに対応
・立ち姿以外の姿勢でも姿勢推定が可能（転倒や逆立ち）
・遠距離まで捕捉可能（25m以上）

共同開発を通じた製品化が進行中

「AsillaPose」は、2021年夏以降にリリース予定の３つの製品のコア技術として活用されています。製品を共同開発したパートナー企業は、大企業・中小企業問わず、自社の得意とする市場に、新たな価値を生み出すAI製品として投入予定です。各企業様からは「高精度な上、動きも軽くて扱いやすい」と高い評価を受けており、当社は今後も様々な市場において、共同開発パートナー様と「AsillaPose」を用いて新たな製品開発を推進していく考えです。

・ヘルスケア・・・介護支援、フィットネス支援
・スマートシティ・・・迷子捜索、犯罪者捜索、つきまとい検知
・ファクトリーオートメーション・・・作業分析、危険回避
・エンターテイメント／スポーツ・・・フォームのスコアリング、試合分析
・小売・サービス・・・万引防止、動線分析・配置最適化