2021-02-01
当社は創業以来、新年早々にアイデアソンを開催し、これまでに様々なプロダクトを世に送り出してきました。
最大の特徴は、優勝者はその案をプロダクトとして形にし、事業推進する権利を獲得できる点です。また、今回は大会初となる "fulltime English"で執り行われました。
2016年、第1回:「行動認識AI」 by Kimura
2017年、第2回:画像フィルター「マリアAI」by Kimura
2018年、第3回:ぽんち絵AI「エジラ」by Mimura
2019年、第4回:姿勢推定AsillaPoseを活用したヘルスケアAI by Mr.Nam
2020年、第5回:Eye tracking by AsillaPose by Igarashi
今年は、わたくし一条がファシリテーターとして進行を務めました。
大会概要は以下の通りです。
Asilla, 6th-ideathon2021 from 株式会社アジラ
エントリーは6案。
当社のプロダクトである姿勢推定モデル「AsillaPose」をベースにしたプロダクト案及び、その市場規模やサプライチェーンも盛り込んだ提案が行われました。
自分の仕事/勉強中の姿勢をモニタリングし、「集中度合い」を時系列で読み取るツールです。効率的に休憩を取るタイミングが分かったり、勉強のカリキュラムを検討することができるプロダクトです。本人もリアルタイムに姿勢推定された映像で登場。
子ども達はテレビゲームやスマホゲームが大好きです。ただ、親にとって、子供たちがゲームをする姿勢や、目とモニタの距離は好ましいものとは言えません。
そこで、スマートフォンのインカメラを利用し、これを「姿勢推定のコントローラー」とし、テレビゲームと連携することによって、体を動かすアクティブなゲームを楽しんでもらうことができます。
このアイデアの大きなポイントは、親は高額なデバイスを買わなくても、手元のスマートフォンで代替できる点であり、世界中の多くの子供たちの、ゲームによる身体能力の低下から防ぎ、より健康的な体作りに貢献できると考えています。
交通広告など、これまで効果測定が難しかった広告媒体に朗報です。
姿勢推定を活用し、どの時間帯にどれだけの注目が集まったか計測し、自動的に最も効率的な広告配信を行います。バイオロジカルモーションを活用することでデモグラフィックデータも取得可能です。そして、エッジ側で映像処理することによって、個人情報を電波に乗せる必要がなくなり安全な効果測定が可能になります。
コミックを描くのは大変な労力がかかります。人の手で描いていれば、パースやバランスが崩れることもままあります。実際の人の姿勢推定アルゴリズムを使えば、キャラクターの骨格を自動的にラフ画として取り込むことが可能です。
商業施設などで利用者のアクティビティをヒートマップで表現します。姿勢推定を活用することで、人流の動線に加え商品棚のどこにどれだけ触れていたのか繊細な計測が可能になり、商品を配置を最適化することができます。
現在、結婚したカップルの約三割が離婚している、、、と言われています。非常に悲しい事実です。が、このプロダクトを家に置いておけば、各人の「家事の作業量」を定量的に判断し、一家における貢献度を示します。
これにより「家庭内の円満を保つ」ことを目的としています。もしかすると不和が促進される可能性もありますが、例えば共働きの世帯において、いわば第三者であるAIがそれらを定量評価することで、家庭内にフラットな世界が醸成されていく可能性を若狭氏は示唆しています。
本年の優勝者は、最多7票を得たアジラベトナムCEOのMr.Haiの「GamePose」となりました!!
おめでとうございます!Mr.Hai !!
本プロダクトを具現化し、世界市場に投入していきましょう!
以上、本年のアイデアソン・レポートでした。
みなさま、また来年お会いしましょう!
この記事を見てくださった皆さま、ぜひアジラに興味を持って頂ければ幸いです。
See ya, Chao anh chi em!!