2021-09-30
中尾勇斗 Yuto Nakao
サンフランシスコ、サンノゼ出身
東海大付属相模高校 卒業
東海大学体育学部スポーツ・レジャーマネジメント学科 卒業
高校時代、ラグビー部に所属していたこともあり、大学ではスポーツを多種多様な側面から学ぶ学科に進学しました。しかし正直なところ、学問的に「広く浅く」というもので何を学んでいるのかよく分からなくなってしまって。そこでとりあえず将来役立つであろう語学を学ぼうと思い、留学を決意しました。
大学2年の夏から、ニューヨーク州シラキュース大学の語学学校に半年ほど通いました。中国や韓国、サウジアラビアをはじめとした様々な国からの留学生との交流を通して、違う文化圏で育った人々とコミュニケーションをとることの楽しさに気づきました。その後、サンフランシスコ、ボストン、ニューヨークからカナダ、アイルランドにバックパッカーとして旅をしました。留学からの帰国後は英語もぼちぼち話せるようになっていたので、新たな言語に挑戦しようとスペイン語の学習もスタートしました。それから長期休暇にはミャンマー、ラオス、タイ、ニュージランド、チェコ、スロバキア、ポーランド、インドなど世界各国を巡りました。大の旅好きです。
バックパッキング通じて学ぶことは多かったと思います。
1つは柔軟さです。自分が立てた計画通りに進まないことは多いですが、状況を受け入れ、そこでの最善策を考え柔軟に行動できるようになりました。海外では日本のように全てのものがオーガナイズされておらず、時間・計画通り進むなんてことはほとんどありません。また下調べでは知り得ない、現地での生の情報にとても面白そうなことが転がってたりもします。そんなときには、あまり自分の計画にしがみつかず、柔軟に面白そうな方に向かうようにしていました。その柔軟さがあったので、今の会社に着地することができたのだと思っています。
2つ目は社交性・コミュニケーション能力です。一人旅とはいえど、実はあまり一人で行動することは少なかったです。旅先では、宿泊費が安いユースホステルに自然と世界各国のバックパッカー達が集まってきます。どんなホステルも大体、交流できるラウンジや共用キッチンがあるのですが、そこで人に声をかけ「今日OOにいこう」と計画を立てたりします。それを繰り返すうちに初対面の人に対して声をかけることに抵抗感は一切なくなりました。全て会話は英語でしたが、おかげで英語力も旅先でぐんと伸ばすこともできたと思います。
登山中や旅中で目にした美しい自然に感銘を受けて、将来自然に携わる仕事がしたいという思いが芽生えました。同時に、語学力を活かせすことができて自然に関われるものに勤めたいとの思いから独立行政法人国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊を志しました。JICAの環境教育分野で南米圏(スペイン語)への派遣に応募したところ、2020年度1次隊環境教育隊員としてペルーへの派遣が決定しました。20年に大学を卒業し、夏頃にはJICAで海外に飛び出すという計画でしたが、同年3月頃に感染が拡大していったコロナの影響で頓挫しました。
様々な理由がありますが、1番は、面白そうだと思えたからです。変えられない状況を嘆くよりも、その中で1番だと思える選択肢を選ぶ先にアジラにたどり着いたと思います。2020年6月、コロナが一過性のものでないと悟った私は、IT企業でインターンを始めました。今までテクノロジーといった類と無縁だった私が初めてITと接点を持ったのもこの時です。10ヶ月の就労のなかで、情報量の多さや概念理解の難しさに苦しみましたが、同時にITでの可能性と面白さも感じました。そして本来ならばすでに任地で一年たってるはずの2021の夏、「これ以上待つよりも一旦先に進もう」と決めました。某転職サイトでアジラと出会い、その事業、会社としてのポテンシャル、そして何より会社のバリューに深く共感しすぐさま飛びつきました。
ありませんでした。
就活期にはJICA一本しか受けていませんでしたが、もしJICAがダメで企業に勤めるならスタートアップ、ベンチャーと決めていました。個人的には20代のうちは、「安定」「稼ぎ」よりもいかに「経験」を積めるかだと考えています。ユニークな経験のなかでスキルを磨くことで、最終的にはそれが武器となり「安定」「稼ぎ」みたいなものに繋がるんじゃないかなと思ってます。海外渡航やベンチャーなどで若くから裁量権大きく働かしてもらえることはそんな「経験」を積むのに最適な環境であると思っています。
社会課題に対してビジネスとして確立されてないものを切り開いていくスタートアップの大きなビジョンも魅力であると思います。アジラで言えば、映像解析AIを用いた治安の向上です。アジラのビジネスが成功して広げることができれば、まさしく犯罪や事故が起きてしまう世界から未然に防ぐ世界を実現できると信じています。
オファーレターの末尾に書いてあった「世界のガーディアンを実現しましょう」との代表からのメッセージは痺れましたね。笑
セールスチームで主にソリューション営業を行っています。クライアント様たちの抱えてる問題をヒアリングから読み取り、アジラの技術を持ってどう解決できるか考えるということをしています。正直、簡単な仕事ではありませんが、だからこそやりがいもあると思います。
いい点、苦労している点、共に「裁量権の大きさ」です。インターンのみでしか働いたことのない私ですが、入って早々、お構いなしに仕事はどんどん振られてきます。正直、仕事の捌き方もわかっていない状態ですが、自分なりに考え行動し、周りに修正してもらうことで仕事を進めていっています。苦労していないといえば嘘になりますが、苦労なしには成長もないと思うので自らの成長の場としては最適であると思います。
会社へのロイヤリティみたいなものは日に日に強くなってるように感じます。僕自身、この場所で成長し、同時にこの会社が飛躍していくのをその目で見たいと強く感じます。そのためには自分も組織の一員であると自覚し、日々邁進していかねばと気を引き締めています。先日、JICAの方でも再招集・派遣再開の連絡が来ましたが、辞退表明を済ませ、派遣員としての資格を放棄したところです。腹括ってここで働いていく覚悟を決めました。
何年後かはわかりませんが、もともとやりたかったJICAは再挑戦したいなと考えています。また最終的には環境問題に携わる仕事につきたいと考えています。AIが全てを解決できるわけではありませんが、環境問題と戦う上で一つの有力なツールであることは間違いありません。ここでAIビジネスについて理解することは、先のキャリアにも活かせると思っています。
「ゴミ」いう概念がなくなれば素敵だなと思っています。NZの旅先で有機農家の方の家で暫くお世話になることがあり、そこの循環型の農業を学びました。台所で出た果物の皮、家畜のふん、畑を荒らす害獣として駆除された兎の亡骸など、土に還すことによって土壌が豊かになり、作物も大きく実らします。こうして人間が「ゴミ」という烙印をつけたものもきちんと循環に返してやれば、自分たちに戻ってきます。これを農業のみならず、他のビジネスでも取り組めれば、きっといい世界になるんじゃないかと考えています。
常に自分で考え、行動する自立的な人でないとやっていけない環境であると思います。僕自身スピード感も早く、必死で食らいついているような状態です。しかし負荷のない環境では成長もないと思っています。自らの成長のため、そしてより良い世界のためにも一緒に全力走っていける方を待っています。一緒に「世界のガーディアン」を実現しましょう。
一条 樹
稲岡 駿
山下 勝也
畠山 尚也