太陽光発電所の未来を守るアジラのAI。ダイコーが明かす「solar AI asilla」の導入効果と選定理由

2025-07-02

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事例紹介

本日お話を聞いたのは:

本記事のサマリー:

深刻化する銅線盗難の現状と課題

アジラ: 本日はお忙しい中、ありがとうございます。まずは、太陽光発電所における銅線盗難の実情についてお聞かせください。

--御社では、過去にどのような被害を経験されましたか?

小泉様: こちらこそ、ありがとうございます。銅線盗難は本当に頭の痛い問題で、過去には一度の被害で数千万円の損害を被ったこともあります。

銅線自体が高価なだけでなく、復旧工事には多額の費用と時間がかかりますし、その間は発電事業が停止してしまうので、売電収入も失われてしまいます。事業全体に甚大な影響が出るんです。

【(参考)太陽光発電所を取り巻く環境】

【出展】※1警視庁 「第一回 金属盗難対策に関する検討会 資料」(2024年9月)、※2一般社団法人 日本損害保険協会 「太陽光発電設備向け火災保険(企業向け)の事故発生状況等に関する調査研究結果」(2024年2月)

-- 従来の警備の方法では、やはり限界があったのでしょうか?

ええ。広大な敷地を持つ太陽光発電所を、警備員の常駐や遠隔地の監視センターで24時間365日監視し続けるのは、人に負担が掛かり過ぎて現実的ではありません。人件費も高騰していますし、フェンスは防犯よりも電気事故を防ぐ安全対策に過ぎません。また、監視カメラは設置しても画角を変えられ、赤外線センサーなども位置が判れば回避されたりするケースが少なくありませんでした。

発電所は、常に「監視の目」がなければ幾らでも盗難作業に時間を掛けられます。一昔前の「何もせずとも金のなる木」、「安全資産」という認識から、強力な自衛手段を必要とする「リスク資産」という認識に改めざるを得ませんでした。

「solar AI asilla」との出会い

--そのような状況の中で、「solar AI asilla」をどのようにして知ってくださったのでしょうか?

既存の警備方法では限界があると感じていたので、新しいソリューションを探していました。いくつか検討する中で、あるネット記事が目に止まり、アジラ様の神田オフィスで品川さん(「solar AI asilla」責任者)をご紹介いただき「solar AI asilla」の存在を知りました。

アジラ: 費用面についてはいかがでしたか?工事費を含めると一定の費用がかかってきます。

小泉様 そうですね、確かに初期費用としてまとまった金額が必要でした。ただ、従来の警備費や盗難による損害、復旧費用を考えると、先行投資として十分に見合う価値があると感じました。費用対効果を精緻に検討し、導入する価値は十分にあると判断しました。

導入決定と導入プロセス

--導入の決め手は何だったのでしょうか?また、導入時に不安だった点や、アジラからのサポート体制についてお聞かせください。

小泉様 決め手は、アジラさんの徹底したサポート体制と、盗難対策に対する真摯な姿勢でした。正直、AIの監視システムと聞いて、誤報が多いのではないかという懸念はありました。しかし、アジラさんは私たちの発電所の状況を細かくヒアリングしてくださり、カメラの設置位置から警備会社との連携まで、ソリューションとしてトータルで提案してくれました。

アジラ: お客様と綿密に連携し、最適な監視体制を構築していくことを心がけています。

小泉様 まさにその通りです。信頼できる警備会社も紹介していただき、AIによる検知だけでなく、その後の迅速な対応まで含めた体制が構築できたことで、不安なく導入を進めることができました。アジラさんの「お客様と一緒に課題を解決していく」という姿勢が、本当に心強かったです。

【「Solar AI asilla」とは】

導入後の効果とメリット

--導入されてから、どのような効果を実感されていますか?最も大きな変化は何でしょうか。

小泉様: 何と言ってもまずは、盗難被害がゼロになったことです!これは本当に大きいです。盗難のリスクに怯えることなく、安心して発電事業に集中できるようになりました。

アジラ: 素晴らしい効果ですね。AIの異常検知の精度や、誤報についてはどうですか?

小泉様: 誤報はゼロではありませんが、人間の目では気づかないような微細な動きもAIが検知してくれるので、失報が極めて少ないと感じています。動物などによる誤報回数もバージョンアップの都度激減しましたし、もし誤報があっても、検知動画を素早く確認出来る仕組みと警備会社とのスムーズな連携で、警備員の方々の負担は最小限で済んでいます。私たち運営側の負担もほとんどありません。本当に必要な情報に絞って対応できるため、運用効率が格段に向上しました。

アジラ: 24時間365日の監視体制も安心に繋がっていると伺いました。

小泉様: はい。AIが常に監視し、万が一の際には警備会社が迅速に対応してくれるという体制が構築されたことで、24時間365日、常に発電所が守られているという安心感があります。現場常駐の手間を省いて運用コストを削減しつつ、新たに創出した時間で発電所の保全に更に力を注げるようになりました。

今後の展望

--最後に、「solar AI asilla」の導入を検討している企業様へメッセージをお願いします。

小泉様: 太陽光発電所の盗難対策は、事業継続において喫緊の課題です。「solar AI asilla」は、単なる監視システムではありません。アジラさんがお客様とともにカメラ設置位置を決め、警備会社の紹介までしてくれるトータルソリューションです常に品質向上に努めていて、他社が簡単に模倣できない仕組みを構築している点が非常に強力です。価格だけで見れば従来のセンサーなどのほうが安価なこともあるかもしれませんが、検知のみならず事後対応まで含めたトータルで得られる高品質なサービスは、それ以上の価値を提供してくれます。

アジラ: 太陽光発電業界全体の盗難対策における「solar AI asilla」の可能性についてはどうお考えですか?

小泉様:: 「solar AI asilla」は、夜間・屋外での行動認識AI、車両検知、断線・妨害検知といった銅線盗難対策に特化した機能を備えています。アジラさんが、これらの技術を活かし、検知から対応まで含めトータルで高品質なサービスを提供し続けることで、太陽光発電業界全体の盗難被害減少に大きく貢献できると確信しています。

-- 最後に、アジラへの期待があればお聞かせください。

小泉様: 今後も「solar AI asilla」のさらなる機能向上を期待しています。そして、より多くの太陽光発電事業者が安心して事業を運営できるよう、盗難対策におけるリーディングカンパニーとして、業界を牽引していくことを願っています。

アジラ: 小泉様、本日は貴重なお話をありがとうございました。

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