2025-08-04
丸の内エリアをはじめとする都市開発や不動産管理を手がける三菱地所では、2021年6月に「三菱地所デジタルビジョン」を策定しDX(デジタルトランスフォーメーション)を積極的に推進しながら、社会課題の解決に取り組んでいます。また次世代型施設運営モデルを体現するべく警備、清掃、運搬等幅広い分野でロボット活用やカメラシステムの導入を進めてまいりました。それら取り組みの一環として、施設の安全性向上と効率的な管理運営を実現するため「AI Seciruty asilla」を2022年10月より運用をしております。
今回は丸の内エリアを中心とした大規模物件において、最前線で施設DXを推進してきた丸の内運営事業部 管理企画ユニット ユニットリーダーの花岡様に「AI Security asilla」の導入の経緯や実際の導入効果についてインタビューをさせていただきました。
花岡様:
従来型の警備体制及び防犯カメラシステムは、防犯カメラのモニター監視業務に多くの人手を要し、且つ、限られた巡回頻度の中で異常事態の早期発見や対応をする必要がありました。特に、人手不足が深刻化する現代において、警備業務の効率化は喫緊の課題です。そこで、三菱地所ではAI技術を活用した警備ソリューションに着目をしました。AIであれば、大量の映像データをリアルタイムで解析し、不審者や侵入者、施設の利用者の異常行動などを自動的に検知することができます。これにより、警備員の負担軽減や迅速な対応が可能になるだけでなく、これまで気付くことのできなかった不審な行動も検知できるため、より安全な施設運営が実現できると考え、asillaを含む複数の映像解析AIの実証実験を実施しました。
花岡様:
「AI Security asilla」は、高精度な検知機能に加え、人数カウントや混雑状況可視化といった人流解析機能も備えており、警備業務の効率化だけでなく、施設運営全体の最適化にも貢献すると考えました。さらには専属サポートチームによる迅速かつ細やかな対応も大きな決め手になりました。
花岡様:
巡回や立哨、モニタリング業務の一部をasillaが代替することで、警備業務の合理化を実現し、警備員の肉体的負担が軽減されました。また、膨大なカメラ映像をAIが24時間365日監視することで、これまで警備員の目視では気付けなかった事案の把握やより迅速な駆け付け対応が実現しました。
また、見守り対象者等の把握により、来街者・オフィスワーカーの安全安心や満足度が向上したと感じています。警備以外の用途としては、既存のカメラで人数カウント機能を利用でき、新たなセンサー等の設置が不要となるため、導入時のコストメリットがあります。asillaで取得可能な人数カウントや混雑・滞留検知等の人流データを活用することで、より顧客満足度の高い施設運営が可能になったと感じています。
アジラ:
貴重なお話をいただきありがとうございました。
【『AI Security asilla』が丸の内パークビル・丸の内ブリックスクエアにて本格稼働】
https://jp.asilla.com/post/marunouchipark-20250127
【丸の内エリアで設置拡大AI警備システム『AI Security asilla』三菱地所「丸ビル」において本格採用】
https://jp.asilla.com/post/introduction-202308-marubiru
【最先端の施設向けAI警備システム『アジラ』を三菱地所・丸の内エリアへ「次世代カメラシステム」として納入】