人とAIの連携で警備品質を次のステージへ〜AI警備がもたらす死角のない施設管理〜|JPタワー名古屋×東急コミュニティー

2026-10-06

#
事例紹介
JPタワー名古屋

名古屋駅直結、地上40階建てのJPタワー名古屋。オフィスや商業施設「KITTE名古屋」、ホール&カンファレンスが一体となった大型複合施設で、3層吹き抜けのアトリウムではイベントも日常的に開催されるなど、日々多くの人が行き交っています。

同施設の施設管理を受託する株式会社東急コミュニティー(以下、「東急コミュニティー」)は、2024年10月よりアジラとの実証実験を開始し、警備品質の向上に向けてAI警備システム「AI Security asilla」の本格運用を進めています。

今回は、施設管理を担う東急コミュニティーのJPタワー名古屋運営センター、マネージャーの宮﨑様と、現場の警備業務を担うALSOK愛知株式会社のJPタワー名古屋警備隊、隊長の佐野様のお二方に、導入の背景から活用、今後の展望についてお話を伺いました。

本記事のサマリー

今回お話を伺ったのは

左から東急コミュニティー 宮﨑様、ALSOK愛知佐野様

導入の背景:名古屋駅直結の大型施設ならではの警備課題

「AI Security asilla」が常時カバーする施設内の主要エリア
ーー 東急コミュニティー様はJPタワー名古屋の建物総合管理を受託されていますが、警備体制においてどのような課題を感じていらっしゃいましたか。

東急コミュニティー 宮﨑様:JPタワー名古屋はオフィスフロア、商業施設「KITTE名古屋」、ホール&カンファレンスなど、多様な用途が集まった複合施設です。名古屋駅に直結していることもあり、日々非常に多くの方が行き交います。こうした施設の特性上、利用者の安全をいかに守るかという点は、常に最優先のテーマでした。

特に、3層吹き抜けのアトリウムをはじめとする開放的な空間や、多くの来館者が利用するエスカレーター周辺、夜間の外構部など、広大な施設の中で注意を払うべきエリアは多岐にわたります。従来の巡回を中心とした体制をさらに強化できる仕組みが求められていました。

ーー 現場の警備を担うALSOK愛知様としては、いかがでしたか。

ALSOK愛知 佐野様:現場の警備員として日々施設を巡回する中で、施設の広さに対して人の目だけでカバーすることの難しさは常に感じていました。巡回は一定の間隔で行いますが、その間に起きた事象には、どうしても気づくのが遅れてしまいます。

特に夜間帯や、人の目が届きにくいエリアでの対応は課題でした。現場としても、巡回を補完してくれる仕組みがあれば、より質の高い警備を提供できるのではないかと感じていました。

ーー そうした課題に対して、どのような対策を検討されていたのでしょうか。

東急コミュニティー 宮﨑様:巡回の人員を増やすという選択肢もありましたが、それだけでは根本的な解決にはなりません。人を増やすのではなく、既存の体制を活かしながら「気づける仕組み」を加えることが重要だと考えていました。

そうした課題感を持っていた中で、asillaのAI警備システムをご紹介いただきました。
新たにカメラを設置するのではなく、すでに施設にあるカメラの映像をAIが解析してくれるという点に惹かれました。カメラは十分な台数がありましたので、これを活かさない手はないと考えました。

asillaを選んだ決め手:実証実験で確認できた実効性

警備システム「AI Security asilla」対応フロー
ーー 2024年10月から実証実験を開始されていますが、本格運用に踏み切った決め手は何でしたか?

東急コミュニティー 宮﨑様:決め手は大きく「死角の解消」と「初動対応の迅速化」の2点です。

まず、実証実験を通じて実感したのは、これまで気づけていなかった事象が可視化されたことです。目が届きにくかったエリアもAIが常時カバーしてくれるので、吹き抜けエリアでの危険行為や夜間の若者のたむろ行為や禁止エリアでの駐輪など、「こんなことが起きていたのか」と気づかされる場面が多くありました。

ーー ALSOK愛知様は現場でその変化をどのように感じられましたか。

ALSOK愛知 佐野様:初動対応の迅速化につながったのが、現場としては一番大きかったですね。

例えば、特定エリアでの不正利用に対して、AIがリアルタイムで検知してくれるので、すぐに警戒態勢を取れるようになりました。従来は巡回中にしか気づけなかったものが、早い段階で把握し対応できるようになっています。

こうした実効性が実証実験を通じて確認できたことが、本格運用の決め手になったと思います。

現場での活用と効果:広大な施設をAIがカバーする

ーー 本格運用に入ってから、具体的にどのような場面でasillaを活用されていますか?

ALSOK愛知 佐野様:大きく分けると、施設内の安全管理と夜間帯の対応で活用しています。

施設内の安全管理では、まず吹き抜けエリアでの危険行為の検知があります。
3層吹き抜けのアトリウムは施設の象徴的な空間ですが、安全管理の観点では注意が必要なエリアでもあります。AIが危険な行動を検知した際に即座にアラートが上がるため、迅速な対応が可能になりました。また、エスカレーター周辺の安全管理にも活用しています。衣類の巻き込みなど、緊急性の高い事象は発見の速さがそのまま対応の質に直結します。

AIがリアルタイムで検知してくれることで、これまでよりも格段に早い対応ができるようになりました。

ーー 施設内の安全管理で着実に効果が出ているのですね。夜間帯についてはいかがでしょうか。

ALSOK愛知 佐野様:夜間の外構部での対応にも効果を感じています。
営業時間外に若者がたむろするケースがあるのですが、AIが検知してくれることで、早い段階で状況を把握し対応できるようになりました。

また、個室トイレの不正利用への対策としても活用しています。特定のエリアにおける滞留をAIが検知し、その時点で映像を確認した上で、必要に応じて巡回中の警備員が付近へ向かい、お声がけをするという運用、警備強化を行っています。

この運用を始めてから、個室トイレの不正利用に関する件数は大幅に削減しました。
巡回のタイミングに頼らず、リアルタイムで状況を把握できるようになったことは、警備品質の向上に大きく寄与しています。

ーー さまざまな場面で活用いただいているのですね。全体を振り返って、手応えを感じていらっしゃる点をお聞かせいただけますか。

東急コミュニティー 宮﨑様:全体を通して言えるのは、「見えていなかったものが見えるようになった」ということです。AIが24時間365日、施設全体をカバーしてくれることで、巡回だけでは気づけなかった事象を早期に発見し、対応できるようになりました。

警備の質は、いかに早く気づき、いかに早く対応するかで決まります。asillaの導入によって、その「気づき」のスピードと精度が大きく向上したと感じています。

来館者の皆様に安心してご利用いただける施設であり続けるために、こうしたテクノロジーの活用は今後ますます重要になっていくと思います。

今後の展望:AI活用による警備品質のさらなる進化

ーー今後の活用や、アジラへの期待についてお聞かせください。

東急コミュニティー 宮﨑様:実証実験から本格運用へと進む中で、AIを活用した警備の可能性を実感しています。今後は、検知対象をさらに広げていくことで、施設の安全管理をより包括的にカバーできる体制を構築していきたいと考えています。

また、検知データの蓄積・分析を通じて、どのエリアでどのような事象が起きやすいかという傾向を把握し、予防的な警備体制の構築にもつなげていきたいと思っています。

ALSOK愛知 佐野様:現場の立場としては、AIが「もうひとつの目」として常に施設を見守ってくれているという安心感が大きいです。警備員がより判断力を求められる業務に集中できるようになったことも、大きな変化だと感じています。

今後もasillaとの連携を深めながら、人とAIがそれぞれの強みを活かした、より質の高い警備体制を構築していきたいと思います。

東急コミュニティー 宮﨑様:JPタワー名古屋は名古屋駅直結という立地もあり、日々多くの方にご利用いただいている施設です。来館者の皆様に安心・安全で快適な環境を提供し続けるために、asillaとの連携をさらに深めてまいりたいと思います。

■関連するニュースリリース

【次世代AI警備システム『AI Security asilla』がJPタワー名古屋にて本格運用を開始】
https://jp.asilla.com/post/jptower-nagoya-20250527

導入のご相談・お問い合わせ

AI Security asilla の導入や活用について、もっと詳しく知りたい方は以下よりお問い合わせください。
資料のご請求やオンラインでのご説明も承っています。

お問い合わせはこちら

‍

No items found.

No items found.
VIEW MORE

CONTACT US

お問い合わせ
製品に関するお問い合わせ・ご相談はこちら