不審者が取りがちな行動や特徴は?セキュリティアドバイザーが語る5つの行動パターン

2023-09-25

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コラム

事件やトラブルを未然に防ぐには、不審者を予め捉え、事前対策を行うことが大切です。本記事では警備業界12年の経験を持つセキュリティアドバイザーが「不審者がよくする5つの行動パターン」と最新のAI警備について解説します。

警備の現場において最も理想とされるのは、実害あるトラブルや事故を未然に防ぐことです。
過去に起きたトラブルや事故から事件の傾向を知り、具体的な対策を取ることで未然防止に役立てることができます。

本記事では「不審者の行動」に焦点を当て、警備員が知っておくべき不審者の行動パターンやその傾向についてアジラのセキュリティーアドバイザー・安部田がそのポイントについて解説します。

株式会社アジラ セキュリティアドバイザー
安部田 貞勝(SadakatsuAbeta)

警備業界で12年間活動し、現場立ち上げから運営、指導まで幅広い業務を経験したセキュリティ専門家。社会の変化と共に常に問題解決能力を発揮し、その中で培った深い知識と経験を活かして2022年からAI警備システムを提供する株式会社アジラに参画。現在はセキュリティアドバイザーとして、企業のセキュリティ課題に対し策定と解決に向け様々な施策を提案、サポートを推進中。

不審者によくある行動パターン5選

不審者によくある行動パターンとして、以下の5つが挙げられます。

・長時間同じ場所に居続ける

・過剰なまでに人目を避ける

・周囲を見て何か探している

・ポケットやカバンに手を入れている

・人と違った動き方をする

それぞれの行動について、その目的と共に詳細を解説します。

【特徴①】長時間同じ場所に居続ける

不審者に多い行動パターンとして、同じ場所に長時間居続けることが挙げられます。
居続ける目的としては、行動を起こす前に気持ちを落ち着けようとしていたり、何かを見計らっていたりなどです。

もちろん、一般の方がひと休みしているという可能性も大いにありますが、立ち振る舞いに違和感がある場合は要注意。
スマートフォンなどを見ることもなく無表情でいる、キョロキョロと忙しなく周囲を見ているといった場合は、休む以外の目的を持っている可能性が高いため気を付けましょう。

【特徴②】過剰なまでに人目を避ける

人目を過剰に避けている人を見かけたら注意すべきです。
理由はもちろん、その場で自分の顔を認知・記録されることを避けたいからです。

たとえば防犯カメラをチラチラとみて物陰に隠れたり、マスクや帽子で顔を隠していたりなどする場合は、気を付けるに越したことがありません。

ただ花粉症や紫外線対策、もしくは著名人であって露出を控えたいというケースも少なからずあるため、その他の要素と複合的に考えて判断することがおすすめです。

【特徴③】周囲を見て何か気にしている

周囲の様子をしきりに気にしている人は、何かするために機会を伺っていたり、逃げ道を確認していたりなどの目的を持っているかもしれません。
いずれにしても、何かするための予兆行動であることに変わりはないので、警備する側としては注視しておくべきです。

道に迷っている可能性もあるので、トラブルの予防も兼ねて声掛けをしてみることも、警備員の業務上とても有益でしょう。

【特徴④】ポケットやカバンに手を入れている

常にポケットやカバンに手を入れている場合、危険物を持っている可能性があります。

危険物の損壊や誤作動を防ぎたい、すぐ取り出せるように備えておきたいといった心理から、常に手で触れていないと落ち着かないのです。

もしもポケットやカバンから不自然なほどに手を出さない人がいたら、日常行動の不便さよりも優先したいものを中に隠しているのかもしれません。
そのように、明らかに何かを隠し持っているような人には、早めの対応を取るべきでしょう。

【特徴⑤】人と違った動き方をする

多くの人は何か特別な目的を持っていない限り、ある程度パターン化された動き方をします。
たとえばショッピングモールでお店を探したり、疲れたのでベンチに腰掛けたりといったよくある行動の場合は、大多数の人の動き方や立ち振る舞いが一致するものです。
そして、ほとんどの施設や建物は人間の導線を想定して設計されているため、人がどういう動きをするかがさらに限定されています。

そのうえで人と違った動き方をする人がいたら、ありふれたもの以外でなにか目的を持っている可能性が高いです。
そういった違和感をいち早く察知することが、トラブルを未然に回避するためには非常に重要となります。

【見分け方】不審者に多い傾向・特徴とは?

前章の行動パターンと併せて、以下3つの傾向や特徴にあてはまっている人には要注意です。

・持ち物や服装など外見に違和感がある

・必要以上に顔を隠している

・動きやすそうな格好をしている

こちらも詳細を理由とともに解説します。

【不審者に多い傾向①】持ち物や服装など外見に違和感がある

不審者の多くは、その場に似つかわしくない持ち物や服装であったことが過去の事件などでも公表されています。実際に警視庁が発行しているテロ対策の資料においても、違和感に対してアンテナを張っておくことの重要性が解説されています。

例えば、
・ショッピングモール(屋内)で必要以上にキャップを奥深くかぶっている
・夜にも関わらずサングラスを着用している。
・メーカーなどの特徴が無い物で単色(黒色)のものを着用している。
・場所や気候にそぐわない格好を している。
・服の下に何かを隠しているなど、 見た目や動作が不自然である。

TPOを意識しない格好をするには様々な理由があるものの、その一つとして人とは全く異なる目的で来たということが挙げられるので、注意しておくに越したことはありません。よって、その場所に対しての持ち物や服装に、違和感を覚える人には気を付けましょう。

出典:警視庁ホームページ 平穏を脅かす脅威

https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/heion/antep_mpd.files/partnership2.pdf

【不審者に多い傾向②】必要以上に顔や体型を隠している

過剰なまでに人目を避けたい人がまず行いがちなのが「自分の顔や体型を隠す」ことです。
とくに、他人と類似する可能性が低い顔についてはマスクや帽子、サングラスなどで過剰に隠すケースが多く見受けられます。
顔を隠している人の全員が犯罪目的を持っているとは限らないものの、不審者であるかどうかを判断するための要素のひとつとして考えておくことをおすすめします。

【不審者に多い傾向③】動きやすそうな格好をしている

最後に、不審者に多い特徴として動きやすそうな格好をしていることが挙げられます。
上述した持ち物や服装の違和感とも関連しており、理由としては「単純に何かした後で逃げやすいように」です。
ただし、対象が自暴自棄になっているなどの場合は逃げるつもりもなく、この部分に該当しないパターンも考えられるので注意しましょう。

要注意!不審な点が表層化しない人もいる

ここまで不審者の見抜き方をご紹介しましたが、これらの行動パターンや特徴が表層化しない人も稀にいます。
その場合、人間の目視によって不審者を検知するのは非常に困難です。

人の目では見落としがちな不審者を漏れなく察知し、不審者が行動を起こす前に対策を講じるには、AIを活用した新しい技術の活用が必要不可欠だといえます。
特徴が表層化しない不審者を検知するなら、些細な行動に出る不審点を見逃さない下記の「行動認識AI」の導入をご検討ください。

不審者をいち早く察知可能に!?
「防犯カメラの映像×AI」を活用した『AI警備』とは

昨今、治安の悪化を問題視する声が強くなりつつある日本。
国民の不安を払拭すべく、警察当局では防犯対策強化を目的にAIをはじめとする先端技術活用への取り組みが進んでいます。

中でも、防犯対策の一助になりえるものとして、AI機能を搭載したAIカメラにも注目が集まりつつあります。

AI警備システム『AI Security asilla(以下「asilla」)』は2022年1月末のリリース以来、大型複合施設や商業施設を中心に、オフィスビル、医療介護施設、大学キャンパス、駅やインフラなど様々な施設の利用ニーズが急増しています。

世界トップクラスの行動認識AIを採用した『asilla』は、人の動きに対する検知精度が高く、施設内に設定した侵入禁止エリアに人が入った場合、早期検知が可能です。既存の防犯カメラの活用範囲を広げて、強固なセキュリティ体制を構築し、警備員との効率的な連携により、施設全体のセキュリティレベル向上に寄与しています。

ここでは、行動認識AIを活用したAI警備システム『asilla』でどんなことが出来るのか、解説いたします。

【活用方法】侵入検知による盗難被害の減少


防犯カメラに映った映像をAIが自律学習を行います。AI搭載後は、AIによる映像解析が随時実施。
例えば、街中で暴力行為など事件が発生した場合、AIは学習した通常行動を元に「暴力」を逸脱した動きとして数秒で「違和感検知」をします。
不審な行動や予期しない危険行動を捕捉し、即時警備員など関係者にアラートにて通報を行います。

<u-line>人の目では見落としがちな事件事故を漏れなく数秒という短時間で早期発見することが可能<u-line>に。
また、<u-line>事件事故の予兆検知にも繋がり、更なる防犯対策の強化が期待<u-line>されています。

不審者トラブルを未然に防ぐならAI警備の導入を

不審者の行動パターンや特徴について紹介しましたが、必ずしも不審者全員が特徴に合致するという訳ではありません。

危機管理能力や経験則を警備業務に最大限発揮していても、たった一度見逃しがあると施設の利用者や警備対象には不安を与えてしまうものです。
安心と信頼を提供し続けるためには、目立たない不審者も網羅的に検知できる体制を構築する必要があります。
警備品質を高めるためにも、ぜひ現場へのAI警備導入をご検討してみてはいかがでしょうか?

>>AI Security asillaをもっと知る<<

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■株式会社アジラ
代表者:代表取締役CEO 木村 大介
所在地:東京都町田市中町一丁目4-2
資本金:3000万円
事業内容:AI警備システム『AI Security asilla』開発と販売
公式HP:https://jp.asilla.com/

アジラは、防犯カメラの映像における個人情報・プライバシーに対して、下記指針を遵守しております。

AI憲章:https://jp.asilla.com/ai-charter
情報セキュリティ方針:https://jp.asilla.com/security
プライバシーポリシー:https://jp.asilla.com/privacypolicy
利用規約:https://jp.asilla.com/termsofservice

※「アジラ」の名称・ロゴは、日本国およびその他各国において株式会社アジラの登録商標です。
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