【活用事例】AIで創る新たなセキュリティ~複合施設での活用方法〜

2024-02-28

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コラム

ショッピングモールや飲食店をはじめ、映画館や劇場、オフィススペースなど複数の商業施設が備わっている複合施設。広大な敷地に多くの店舗が集約されており、同じエリアで買い物や食事が楽しめる利便性の高さから、不特定多数の人が常に集まり、賑わいを見せています。
特に、週末やイベント時などの繁忙期には警備が行き届かない可能性も考えられます。こうした複合施設でのAI警備システム『AI Security asilla』の活用方法をご紹介します。

【活用ケース①】不審者や浮浪者を早期発見

◆死角にいる浮浪者や滞留(たむろ)を早期発見・事前対策の実施

複合施設は敷地が広大なため、防犯カメラや警備員は各所に配置されているものの、警備の目が十分に行き届かずに死角となるエリアや奥まったスペースなどに浮浪者が溜まりやすいという課題を抱えている施設もあります。
施設内に特に目的なく長時間居座る行為は施設の治安や他の利用者への不安を引き起こす可能性があるため、注意する必要があります。

このような迷惑行為を行う利用者に対し、『asilla』は「迷惑行動の検知」により、特定箇所でのたむろや長時間滞留などの行為をリアルタイムで検知することができます。

【asilla活用後の対応】
巡回では死角になりやすいところも、asillaの行動検知の技術によって滞留行動を判断し、警備員にアラートをあげることができます。これによって見落としのない警備を実施することが可能となります。

また、滞留やたむろをしやすい場所を特定することで、事前に注意を促す看板やスピーカーの設置、警備ルートの最適化など事前対策を実施することが可能となり、更なる安全な利用環境の維持が期待できます。

◆連れ去りなど不審者を早期発見・早期対応が可能

大型施設では、不特定多数の人が集まるため、場合によっては不審者が紛れ込む可能性があります。特に、小さな子供を狙った連れ去りやわいせつ行為など悪質な犯行が起こることも大いに考えられます。

不審者の特徴としては、何かをするために機会を伺い、長時間同じ場所にたむろしたり、周囲の人の目を過剰に気にすることから、異常に「うろきょろ」不審行動を取る傾向にあります。
不審者は保護者が目を離したほんのわずかな時間を見計らって犯行を起こす可能性があることから、警備する側としては注視しておくべきではあるものの、完全に対象者を特定し、犯行を未然に防ぐには限界があります。

このような不審な行動を行う要注意人物に対し、『asilla』は「違和感行動の検知」により、特定箇所でのたむろや長時間滞留などの行為をリアルタイムで検知することができます。

【Asilla活用後の対応】
事件が起こる前に、警備員がスピーディに駆けつけ、早期対応を行うことができ、事件を未然に防ぐ可能性が格段と上がります。その結果、複合施設における安全な利用環境の維持及び更なる向上に貢献します。


【活用ケース②】立ち入り禁止エリアへの侵入を早期検知

複合施設ではショッピングモールや飲食店などの商業エリアと隣接して、オフィスエリアを併設していることも多いことから、商業エリア利用者がオフィスエリアに誤って入ってしまうケースがあります。場合によっては、不審者が侵入してしまうことも少なくありません。

施設内に警備員は配置しているものの、リアルタイムでこのような事象・事件を発見することは従来の人による警備のみでは厳しいでしょう。

◆オフィスビルへ商業エリアから部外者が入ってきた場合の早期検知

施設内にオフィスエリアがある場合、商業エリア利用者など関係者以外の立ち入りは禁止されていますが、実際には誤って立ち入ってしまう利用者も一定数います。
場合によっては、不法侵入などさまざまな事件に発展してしまう可能性も考えられます。

『asilla』では「侵入検知」機能により、対象エリアに人が侵入した場合に検知をし、アラートにて通知します。

【Asilla活用後の対応】
利用者に対し、警備員が早期発見し直接注意を促すことができ、必要な対応を行うことができます。
また、検知データにより部外者の侵入が発生しやすいエリアや時間帯の特定により、立ち入り禁止に関する注意を促す看板の設置など、事前に対策を施すことが可能。より安全な施設管理を実施することが可能となります。

◆立ち入り禁止エリアへの侵入を早期検知し事前対応が可能

複合施設のような複数の施設が併設されているエリアには、関係者以外立ち入り禁止エリアに一般客が誤って立ち入るなどの事案が一定数発生します。

『asilla』ではこのような侵入行為が発生した場合、リアルタイムで検知し、警備員が駆けつけを行うことで被害を最小限に抑えることができます。

【Asilla活用後の対応】
対象エリアに侵入が検知された場合、早期検知が可能となります。また、検知データの蓄積・分析により、侵入されやすい時間帯を算出することができ、その時間帯に重点的に警備体制を強化するなど、体制面の強化を図ることができます。

【活用ケース③】自動の人数カウントにより正確な効果測定が可能

複合施設では、週末や催事には屋内・屋外でイベントが開催されています。イベント開催時には参加した来場者の人数をカウントし、データを収集することで施設や集客効果を把握することができます。また、今後のイベント運営対策にも役立てることに繋がります。

しかし、目視によって人数をカウントする場合は多くの工数がかかることや混雑時や他対応を行う必要が発生した場合は抜け漏れが発生するなどの課題があります。

『asilla』の「人数カウント」機能では、事前にカメラ画角内の特定箇所へ線を引き、その線を越えた瞬間にIN/線から出た瞬間にOUTとして滞在人数をカウントすることが可能です。
混雑傾向を把握し、イベント事だけでなく、曜日別やフロア別の混雑傾向を把握することが可能となります。

【Asilla活用後の対応】
本来、入り口や特定の場所に配置していた人員が不要となり、工数削減を実現します。
また、過去のデータから混雑予測を分析することで、集客力の高いイベント企画や混雑しやすいエリア、時間帯などの把握が可能。事前に混雑が発生しづらいイベントの計画・実施が可能となり、最適な警備体制の構築が期待できます。

【活用ケース④】来場者の利用率や混雑状況の把握により警備体制を最適化

複合施設の各施設には警備員が配置されているものの、その敷地の広さから警備の目が十分に行き届かずに、リアルタイムでの迅速な警備対応が十分でないケースも考えられます。
また、施設管理者にとっては常に施設の安全性が求められることから、利用率が高いエリアへの警備を強化しリスク管理を行うなどといった対策が求められます。

『asilla』の人数カウントや混雑検知の機能を活用することで、利用率が高いエリアや時間帯の把握が可能となります。例えば、来場者の利用率が多いフロアやエリアを特定することで、セキュリティ上のリスクが高い場所に警備員の労力を集中することができ、警備体制を最適化することができます。また、来場者向けに館内の電子看板などで混雑状況をリアルタイムに伝えることで、来場者へ行動の判断材料にしてもらい、スムーズな施設利用により満足度向上も期待できます。

◆複合施設の課題解決に「防犯カメラとAIを活用する」という選択を
〜asilla導入の3つのメリット〜
 

AI警備システム『AI Security asilla』は、2022年1月末のリリース以来、大規模複合施設や商業施設をはじめ、オフィスビル、医療・介護施設、大学キャンパス、駅やその他インフラ設備に至るまで、幅広い施設への導入が拡がっています。

世界トップクラスの行動認識AIを採用した『asilla』は、人の動きに対する検知精度が高く、迷惑行動や侵入検知など早期検知が可能です。既存の防犯カメラの活用範囲を広げて、強固なセキュリティ体制を構築し、警備員との効率的な連携により、施設全体のセキュリティレベル向上に寄与しています。

ここでは、行動認識AIを活用したAI警備システム『asilla』でどんなことが出来るのか、解説いたします。

◆メリット① 24時間365日絶え間なくモニタリングが可能 

人だけでは見きれない防犯カメラの映像を常時AIがモニタリングを行います。AIの眼は疲れ知らずのため、例え防犯カメラが100台でも1000台でも、映像をモニタリングすることができます。 そのため、24時間365日抜け漏れのないフルモニタリングが実現可能。

◆メリット② 「違和感検知」で事件事故の予兆検知が可能!

通常の行動から逸脱する不審行動や違和感を検知する「違和感検知」は、他社にはないアジラ独自の特許技術です。この違和感検知により、これまでの発生後対応から「予防」への転換が可能となります。また、防犯カメラとAI警備システム『asilla』は予防だけでなく「迷惑行動の検知」「見守り」「人数検知」と多様な検知に対応できるため、更なる施設におけるセキュリティ体制の強化に繋がります。

◆メリット③ 初期コストゼロで防犯性の向上が実現!

すでに設置しているカメラを利用可能で、導入時の負担を軽減できます。また、設置環境の変化にも柔軟に対応するため、長期運用時のコストも抑えます。 ‍ 複数施設を保有する企業様にとっては人的コストを抑えつつ、効率的かつ安全性高いセキュリティ体制の実現が可能となります。

◆これからはAI警備システム「AI Security asilla」を!
〜防犯カメラの映像×AIを活用した次世代の『AI警備』

アジラのAI警備は既存のカメラをそのまま活用できるため、新たな投資や手間など負担なく、AI警備の導入を行うことが出来ます。
そして、警備員の負担を軽減しつつ、AIによる24時間365日の徹底したサポートにより、抜け漏れない高品質の警備の提供を行うことが可能となります。

警備品質の更なる向上のためにも、ぜひAI警備導入をご検討してみてはいかがでしょうか?

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