【活用事例】AIで創る新たなセキュリティ~商業施設での活用方法〜

2024-02-20

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コラム

不特定多数が集まり、賑わいを見せる代表的な場所である商業施設。
特に、週末やイベント時などの繁忙期には警備が行き届かない可能性も考えられます。
商業施設でのAI警備システム『AI Security asilla』の活用方法をご紹介します。

【活用ケース①】エスカレーター事故の早期発見・予兆の検知

◆エスカレーター利用時の巻き込み事故を早期発見

ショッピングセンターなどの施設で、もっとも事故の発生が多い箇所の一つとされるエスカレーター周り。本来エスカレーターは非常に便利で安全な乗り物ではあるものの、使い方によっては多くの事故が発生しやすいため、注意が必要です。

例えば、エスカレーター利用時に手すりの巻き込み口にスカートや衣類が巻き込まれ転倒したり、サンダルが挟まれ足の指が骨折したケースも。
こうした巻き込み事故により転倒した利用者を『asilla』がリアルタイムで検知します。

【Asilla活用後の対応】
巻き込み事故にて転倒や怪我をした利用者に対し、警備員がスピーディに駆けつけ、早期対応を行うことが可能となり、安全な利用環境を維持します。

◆エスカレーターを逆走する迷惑行為を防止

エスカレーターで逆方向に歩くなど、こうした迷惑行為は当事者だけでなく他の利用者に危険を及ぼす可能性があります。
このような迷惑行為を行う利用者に対し、『asilla』は「エスカレーター違和感検知」により、エスカレーターの階段部での逆走や危険行為をリアルタイムで検知することができます。

【Asilla活用後の対応】
迷惑行為を行う利用者に対し、警備員が直接注意を促すことで、安全な利用環境を維持することが可能となります。

◆エスカレーターでの落下物による被害の早期発見

エスカレーター利用者の中には、トランクや大きな荷物などを持ちながら利用する方も多くいます。利用中に不意に落下したトランクや荷物が他の利用者へぶつかり、大きな被害に繋がるケースも。

このような落下物による被害が発生した場合、『asilla』は転倒やふらつき行動を検知し、被害に遭った対象者をリアルタイムで検知することができます。

【Asilla活用後の対応】
落下事故で被害に遭った利用者に対し、警備員が早期発見し、必要な対応を行うことで、被害を最小限に防ぐことが可能となります。


【活用ケース②】自転車の乗り入れや暴力行為など迷惑行動の対応

商業施設では、屋外の吹き抜けなど侵入禁止エリアにて自転車の乗り入れが発生することがあります。
また、場合によっては対人トラブルによる暴力行為が発生したりと、迷惑行為が起こることも少なくありません。
警備員は配置しているものの、リアルタイムでこのような事象・事件を発見することは従来の人による警備のみでは厳しいでしょう。

◆自転車の乗り入れを検知し早期対応が可能

施設内には、歩行者優先で自転車の乗り入れを禁止しているエリアがあるものの、実際には自転車を乗ったまま通行をする利用者がいます。
場合によっては、自転車と歩行者による接触事故や、自転車を避けようとした反動で転倒したりさまざまな事件が発生する可能性が高いと考えられます。

『asilla』では「スケボー・自転車乗り入れ検知機能」により、検知範囲にて人が乗車した自動車が侵入した場合のみ「危険行為」として検知を行い、アラートにて通知します。

【Asilla活用後の対応】
利用者に対し、警備員が早期発見し直接注意を促すことができ、必要な対応を行うことができます。

また、検知データにより自転車の乗り入れ禁止に関する注意を促す看板の設置やスピーカーの設置など、事前に対策を施すことが可能となり、より安全な施設管理を実施することが可能となります。

◆お客様による迷惑行為の早期検知が可能

商業施設には多くのお客様が訪れることから、お客様によるトラブルが一定数発生します。
例えば、お客様同士の喧嘩や、お客様による破壊行為(ガラスを割る、施設内の備品を破損する)、落書きなど死角での迷惑行為などが挙げられます。

『asilla』ではこのような暴力行為や迷惑行為が発生した場合、リアルタイムで検知し、警備員が駆けつけを行うことで被害を最小限に抑えることができます。

【Asilla活用後の対応】
お客様同士のトラブルが起きやすい場所や破損行為、迷惑行為が起きやすい場所の特定により、最適な警備配置の実施が可能となります。
また、そのような場所に事前に「落書き禁止」「破損行為の禁止」など注意を促す看板の設置や警備員の重点的な配置など、事前に対策を施すことが可能となり、より安全な施設管理を実施することが可能となります。

◆立ち入り禁止エリアでの侵入を早期検知し事前対応が可能

商業施設では、関係者以外立ち入り禁止エリアに一般客が立ち入ったり、店舗の開店前にも関わらず入店しようとするなどの事案が一定数発生します。

『asilla』ではこのような侵入行為が発生した場合、リアルタイムで検知し、警備員が駆けつけを行うことで被害を最小限に抑えることができます。

【Asilla活用後の対応】
検知データの蓄積・分析により、侵入されやすい時間帯を算出することができ、その時間帯に重点的に警備体制を強化するなど、体制面の強化を図ることができます。

【活用ケース③】過度な混雑を事前検知による適切な人流調整の実現

◆混雑するエリアの可視化により最適な警備体制の構築が可能

商業施設では、週末やイベント開催時などは多くの人が集まるため、フロアや場所によっては混雑が発生しやすい傾向にあります。また、混雑により来店や購買の意欲がそがれて、商業施設全体の売上機会損失に繋がることも考えられます。

『asilla』の「人数カウント」機能では、事前にカメラ画角内の特定箇所へ線を引き、その線を越えた瞬間にIN/線から出た瞬間にOUTとして滞在人数をカウントすることが可能です。
混雑傾向を把握し、曜日別やフロア別の混雑傾向を把握することが可能となります。

【Asilla活用後の対応】
混雑しやすいフロアやエリア、時間帯などの把握により、事前に混雑が発生しないフロアやイベントの計画・実施が可能となり、最適な警備体制の構築が期待できます。

◆出入り口など一部エリアでの混雑を検知し早期対応が可能

出入り口付近は利用客が集中しやすく、混雑しやすいエリアのひとつです。
例えば、乗り口が人で溢れている状態の時に無理に利用者同士が乗り込もうとすると、転倒や手すりや段差への巻き込み、圧迫による怪我など様々な事故が起こる可能性があります。

『asilla』の「混雑検知」機能では、あらかじめ設定したエリアに設定した人数以上の滞留を観測したときにアラートを発生することが可能です。

エスカレーター利用者による事故を未然に防ぐ観点から、エスカレーターの降り口などにエリアを設定することで、混雑の早期検知が可能となり、人流の詰まりによる将棋倒しなどの重大事故の発生防止に期待できます。

【Asilla活用後の対応】
混雑を検知した場合、警備員が直ちに現場に駆けつけ、適切な人流配置を促すことにより被害を事前に防ぐことができ、より安全な施設管理を実施することが可能となります。
また、混雑により転倒や怪我をした利用者がいた場合、警備員の駆けつけ・早期対応を行うことが可能となります。

【活用ケース④】夜間警備の効率化(警備人員の省力化)

商業施設では、施設の安全性確保を目的に夜間でも警備員が配置されています。
しかし、施設管理者にとって夜間警備の警備コストは昼間より高いということもあり、人員の配置の最適化が求められます。

『asilla』を活用することで、従来人が行っていたモニタリング業務を代替することが可能となります。例えば、モニタリングにより夜間に侵入が多い箇所を特定することで、セキュリティ上のリスクが高い場所に警備員の労力を集中することができ、警備体制を最適化することができます。また、モニタリング業務をAIが行うことで、コスト削減にもつながります。


◆商業施設の課題解決に「防犯カメラとAIを活用する」という選択を
〜asilla導入の3つのメリット〜 

AI警備システム『AI Security asilla』は、2022年1月末のリリース以来、大規模複合施設や商業施設をはじめ、オフィスビル、医療・介護施設、大学キャンパス、駅やその他インフラ設備に至るまで、幅広い施設への導入が拡がっています。

世界トップクラスの行動認識AIを採用した『asilla』は、人の動きに対する検知精度が高く、施設内に設定した侵入禁止エリアに人が入った場合、早期検知が可能です。既存の防犯カメラの活用範囲を広げて、強固なセキュリティ体制を構築し、警備員との効率的な連携により、施設全体のセキュリティレベル向上に寄与しています。

ここでは、行動認識AIを活用したAI警備システム『asilla』でどんなことが出来るのか、解説いたします。

◆メリット① 24時間365日絶え間なくモニタリングが可能 

人だけでは見きれない防犯カメラの映像を常時AIがモニタリングを行います。AIの眼は疲れ知らずのため、例え防犯カメラが100台でも1000台でも、映像をモニタリングすることができます。 そのため、24時間365日抜け漏れのないフルモニタリングが実現可能。

◆メリット② 「違和感検知」で事件事故の予兆検知が可能!

通常の行動から逸脱する不審行動や違和感を検知する「違和感検知」は、他社にはないアジラ独自の特許技術です。この違和感検知により、これまでの発生後対応から「予防」への転換が可能となります。また、防犯カメラとAI警備システム『asilla』は予防だけでなく「迷惑行動の検知」「見守り」「人数検知」と多様な検知に対応できるため、更なる施設におけるセキュリティ体制の強化に繋がります。

◆メリット③ 初期コストゼロで防犯性の向上が実現!

すでに設置しているカメラを利用可能で、導入時の負担を軽減できます。また、設置環境の変化にも柔軟に対応するため、長期運用時のコストも抑えます。 ‍ 複数施設を保有する企業様にとっては人的コストを抑えつつ、効率的かつ安全性高いセキュリティ体制の実現が可能となります。

◆これからはAI警備システム「AI Security asilla」を!
〜防犯カメラの映像×AIを活用した次世代の『AI警備』

アジラのAI警備は既存のカメラをそのまま活用できるため、新たな投資や手間など負担なく、AI警備の導入を行うことが出来ます。
そして、警備員の負担を軽減しつつ、AIによる24時間365日の徹底したサポートにより、抜け漏れない高品質の警備の提供を行うことが可能となります。

警備品質の更なる向上のためにも、ぜひAI警備導入をご検討してみてはいかがでしょうか?

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